能ワークショップ

先月は5月に見た「ヒカリ 肖像」に出演された能楽師の先生による
能ワークショップに参加しました。
3日間のワークショップでは、所作、謡い、舞そして能面を実際につけて
舞ってみることもしました。
丹田に重心をおいて立ち、お腹の奥から声を出し、
姿勢を保ちつつ舞う。想像以上にハードです。
能のすべてが私には新しい体験でした。
頭も体も無心になってフル活動して心地よい疲れ。

日本の美って内面を深く深く掘り下げて、
余計なものをそぎ落とした結果なのだなと
実感しました。
一見、静かにしか見えない動きの中にある動や
内に秘めた激しさ、そういう人間の内側にある
様々な思いの表現が際立っていると思います。

ところで、
いつ何がきっかけで心惹かれる人やものに出会うかはわからないですが、
でもそれが突然来た時に、それにつながりたいと思うときは
カラダの内側の深いところから何か確信する感覚があると感じます。
そういうときは迷いがないですね。

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